特区プロジェクト「藻類バイオマス・エネルギー」の井上教授がみどりの学術賞を受賞

筑波大学藻類バイオマス・エネルギーシステム開発研究センター参画教員の井上勲名誉教授が、藻類をはじめとする生物の多様性を生み出した進化の道筋の解明等への貢献により、平成二十八年(第十回)「みどりの学術賞」を受賞されました。5月22日(日)、受賞を記念してつくば国際会議場で開催された講演会では、「藻類は生物進化の立役者」と題した講演が行われ、130人の聴講者が熱心に耳を傾けました。

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永田恭介学長より開会の挨拶があった後、ご来賓を代表してつくば市副市長の岡田久司様や茨城県企画部科学技術振興監兼国際戦略総合特区推進監督の渡邉千明様よりご挨拶をいただきました。

講演では、地球の30億年の歴史のなかで藻類がどのような役割を果たしてきたかを詳しく解説。また現在、福島県南相馬市において、井上名誉教授が理事長を務める一般社団法人藻類産業創成コンソーシアムが主体となり推進しているプロジェクト「微細藻類燃料生産実証事業」が紹介されました。井上名誉教授がドローンで撮影した実証施設の様子をズールー族の民族音楽にのせて紹介しました。この音楽は、井上名誉教授がナタール大学(南アフリカ共和国)で研究員をしていた頃に聴いていた思い出の音楽とのことです。藻類研究者としての井上名誉教授のこれまでの歩みを垣間見ることができた今講演をきっかけに、今後のさらなる活躍にも期待が寄せられています。

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講演会終了後、受賞記念祝賀会が開催されました。参加者の皆様からお祝いの言葉をいただき、井上名誉教授が「受賞は自分一人の功績ではなく、今まで一緒に研究してきた方々の協力によって受賞したものです」と御礼を述べられました。

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